2月23日(土)  大潮

今週はまたまた1人での釣行。米水津に行こうか?深島にしようか?かなり迷いましたが、
1人だと夜が明けるまで寂しいので、朝7時の見回り便がある深島に決定しました。
早速 正福丸にTELすると朝7時に出港するとの事で家を4時に出発。
竹田屋に6時に到着すると既に車がズラリと並んでます。ワシを含め7組のお客さんがいらっしゃる。
皆さんにお聞きすると7組の内5組のお客さんが今日から瀬泊まりとの事。
凄い 凄すぎる この寒い中2日間も磯の上なんて・・・。ワシみたいな根性なしには無理でございます。
まず、ソーノハエ 森崎鼻と次々お客さんを降ろしていき、ツバクロに到着。
船長に「ツバクロのお客に頼んでみるけん 一緒に釣らせてもらいよ」と嬉しいお言葉。
夢のツバクロに上礁。常連のお客さんと2人で上がると昨日から瀬泊まりしていたお客さんがクーラー満タンで
グレが入らんので昼で止めると言っているではないか!流石ツバクロ ワクワクしてきました。


ワシと一緒に上がった常連さんから釣座を教えて頂き 昨日から来ている方の隣りで竿を出させてもらうことに・・・。
流石 ツバクロ エエ潮が流れております。 目の前のサラシから攻めてみるが 付け餌が残ってくる状況。
常連さんから「少し沖目にあるサラシから沖の方に出ていく潮を狙いよ」とアドバイスを頂くが ワシのコマセが届かず・・・。
そうこうしていると 隣りの方がグレを2枚追加し 「もう止めるのでココいいですよ」と場所を譲って頂いた。
正福丸の常連さん方は優しい人が多い。 有難いと思いながら釣座に入り コマセを捲く。
さぁ 釣るぞ!と思った瞬間 風が真正面から吹き出した。 マジですか〜!?
ココで諦める訳にはいかない。何とか下手くそなりに1枚は釣って帰らねば・・・坊主では帰れない。
根性出して釣りをするが 撒き餌が飛ばない 竿を持つのがやっと状態。道具が飛んでいかないか心配で集中できない。
風は治まる気配が全く無く白波が立ってきた。仕方がない 瀬際を狙おう。
瀬際にコマセを大量に捲き 暫くして仕掛け投入 するとウキがゆっくりシモっていきスパッと消えた。
キィ−ター 慌ててやり取りするが 右の沈みに一直線で逃げる様子 何とか耐え 上がってきたのは口太 42cm。
すぐにバッカンに入れ また瀬際を狙うが少しウネリが出てきて仕掛けが安定しない。左に流れる潮にのせ
ウキを沈ませ狙うと竿を引ったくられるアタリ!キィーター 
が・・・風が強いので竿先を海面に突っ込んでいた為 竿を起こせない 慌ててレバーブレーキを使い竿を起こす。
1度目の突っ込みに耐えるが地を這うような重みと凄い突っ込み 浮いてくる気配がない。2度目の突っ込みでバラシ。
その後35cm口太を追加し あまりの強風のため一度 風裏に非難。


一服し再び戦場へ・・・ 凄い風である。ワシ自身が飛んでいかないか?不安になる位だ。
風の無い釣りがどれほど幸せか実感!!!。 海も荒れてきてエエ潮なんか全く無い状況。何処を狙えばいいの?
釣れないまま時間だけが過ぎていく。 たまに風が止む一瞬のタイミングを見計らって仕掛けを投入するが餌は残ってくる状況。
再度瀬際にチャレンジ コマセをどんどん撒く 撒く 撒き続ける。 暫くしてから仕掛けを入れるとアタリが・・・。
デカイ サンちゃんを3枚釣った後 40cm位の口太を2枚追加するが1枚海に落としてしまい暫く泣く(笑)
少し風が弱くなったかな〜と思い時計を見ると4時 ゲェ もう帰らなくては〜 トホホ・・・。
4時過ぎ 風裏で休んでいた常連さんが来てワシのあまりの貧果に哀れに思って下さったのであろう 隣りで竿を出し
グレを釣る 釣る そしてワシに「持って帰りョ!」と立派なグレをくれるではないか!!!
有難い と言うより凄い 凄過ぎる 上手い 上手すぎる! 思わず「今度 教えてください」と言ってしまった。図々しいワシ!
船が5時に回収に来るので慌てて片付けて常連さんの所に行くと 既に締めた40オーバーのグレが数匹磯の上に横たわっている。
帰り際またグレを頂いた。本当に有難う御座いました。
未熟者のワシもいつかは釣ったグレを初めて会った人にあげられる位の人物になりたいと思いました。
まだまだ修行がたりましぇーん!